そうめんの味を左右する水、霊峰雲仙山系の水は日本の名水百選にも選ばれ美しく、市内随所から湧き出しており質・量ともに恵まれており、生水を飲むだけでも味わい深い島原雲仙の水を贅沢に使っております。
島原手延べそうめんの特徴である、極細でもコシや喉越しの良さをとことん味わってもらうため、厳選した強力粉を使っています。強力粉は硬質小麦であるプライムハードを原料とし色目がやや黄色がかったのが特徴です。
絹のようにつるつる、しなやかなな極細で美しい素麺へと引き延ばすための素材の一つである油。綿実油と呼ばれる綿花から採れた体に優しい油を混ぜ合わせる事で1mmを下回る極細のそうめんへとする事ができます。
そうめんの味を決める上で、味の決め手となるのは塩です。ほのかな旨みと甘みが凝縮された天然の塩が、そうめんの味わい深さを決めています。
伝統の手延べ製法は、水分管理、塩加減、熟成加減、温度や湿度。その日の天候や時間でさえ、そうめんの良し悪しを変えてしまいます。熟練の職人が生地の熟成状態を見極め、最後の最後まで手間を惜しみなくつぎ込み、極細の島原手延べ素麺が完成します。